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2014年3月 1日 (土)

クライアントの立場に立って

先日,歯の調子が悪くなり,歯科にいってきました。診断の結果,奥歯2本を抜歯した上で,インプラントを2本埋め込むという,結構大がかりな治療が必要となりました。

私にとって,当然ながら歯科は全くの専門外の分野です。それまでのちょっとした治療と違って,本格的な手術に近い治療になるわけなので,歯科に行くまでも色々な不安がありましたし,わからないことだらけでした。

歯科に行ってみると,主治医の先生が,歯の現状を写真などを交えて丁寧に説明してくれました。さらに,最適な治療法・インプラントを入れる場合の手術の術式・予想されるリスク等を,CT画像やレントゲン写真などを駆使して,「ここに骨があるので,10㎜のインプラントをこの角度で打ち込んでやれば安全マージンを十分取って手術ができる」などと,素人にもわかりやすく説明してくれました。

こうした事前説明があったので,これから何をするのか,どのようなリスクがあるのかがはっきりわかり,不安もなく手術に臨むことができました。
(そうはいっても,抜歯とインプラントの埋設手術自体は,口の中で土木工事が行われている様な,世にも恐ろしい体験だったのですが(笑))

自分が専門家のサービスを受ける立場に立って,改めて気付かされたことはいろいろありました。
1 専門家にとっては恐らく当たり前のことであっても,依頼者にとっては初めての体験であり,全くわからないことだらけである事。
2 不安や恐怖の半分は,「何が起こるかわからない」未知への恐怖であること。そしてこれが一番怖いこと。
3 丁寧に説明と対応をするという,当たり前のことによって,クライアントの理解と満足度が大きく変わってくるであろう事。そして,それが信頼の獲得に繋がっていくこと。

もちろん,これまでもわかっていたつもりでしたし,心がけてきたつもりなのですが,今回自分がクライアントの立場に立ってみて,改めてこうしたことが実感できました。貴重な経験として,今後の弁護士業務にも行かしていきたいと思います。

新谷泰真


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