岩内ひまわり基金法律事務所引継式
少し、時期遅れではありますが・・・、当事務所の古宮靖子弁護士が、北海道の札幌から100キロほど西の岩内という場所に開設されている岩内ひまわり基金法律事務所の新しい所長として赴任いたしました。そして、当事務所の弁護士5名が、11月11日(月)に行われた引き継ぎ式に参加しました。
季節外れの大雪にも関わらず、町長、町議会議長の方々、札幌弁護士会の弁護士の方々が大勢参加して、盛大な式が行われました。
引継式の前には、記者会見も行われ、翌日の新聞には、カラーで、大きく記事として取り上げていただき、期待のほどが伺われました。
当事務所に入所してきたときの古宮弁護士は、初々しい新人という名にふさわしいかわいらしさの漂う女性でしたが、引継式で堂々と挨拶する姿は、もう立派な一人前の弁護士となっており、事件や環境が人を育てるということを実感して来ました。
岩内は、人口1万5000人余りの岩内町と周りの海岸沿いの地域を含むそれほど大きな管轄区域ではありませんが、ここから、多くの弁護士がいる札幌までは、車で2時間ほどの距離があり、冬には、道路の氷結と吹雪に阻まれ、容易に弁護士にアクセスできる環境ではありません。
そこに、なんとか法的支援を行き届かせたいとの札幌弁護士会を始め弁護士達の思いがこの岩内ひまわり基金法律事務所に結実しています。
弁護士なんか必要ないと思っておられる方々ともうちょっと早く弁護士に相談してくれていたら、こんなにこじれなかったのに、とか、ちょっと手続きをしておけば、問題は起きなかったのに、と口惜しい思いをしている弁護士たちとの間には、ギャップがあります。
岩内の皆さん、
「弁護士に相談してみるということが、気軽にできるように、頑張ります。」
「なぜか、私の人生の節目には、いつも雪が降るのです。」と明るく笑う古宮靖子弁護士を、どうぞよろしくお願いいたします。
(神山昌子)
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