« 「次回は契約を更新しない」旨の契約書に署名を求められた | トップページ | ネット掲示板での誹謗中傷 »

2012年12月24日 (月)

付調停

何日か前に、このブログに調停の話が載っていましたね。それで、この話を思い付きました。

「付調停」という言葉は余り聞かない言葉です。なのに、私は何回もこの手続きを経験しています。それは、上の階の人が犬を飼ってその足音がうるさいとか、お隣さんが塀越しに脅してきたりという隣人トラブルで、何回か経験しています。

とても話し合いが出来る状態ではないと思って、損害賠償請求の訴訟を起こしたのに、裁判所から調停の手続きを提案されることがあるのです。訴訟の手続きを一時的に止めて、途中で調停をするという妙な手続きです。

調停にしようか訴訟にしようか悩んだ挙げ句に大決心して訴訟を選択した依頼者は目が点になります。話し合いはとても出来る状態ではないと頑張りますが、私は、やりましょう、と説得します。何も無い状態でただ話し合いをしようとしたり、最初から調停を申し立てたのではうまく行かなくても、付調停の場合は、一歩間違えば、裁判所から何百万円ものお金を払えと言われるかもしれないという状況に置かれているので、相手も本気で話し合いに応じる気持ちになってくれることがあるからです。

とくに隣人トラブルなどは、最初のボタンの掛け違いから誤解が積み重なって余り話をしない状態が何年も続いていることが多いので、とても有効な場合があります。

調停で話し合いをしても、やっぱり解決しないという場合は、訴訟に戻ります。早く解決したいと思う依頼者には少し時間を無駄にしたと思われることもあります。

でも、隣人トラブルのように、お金を払わせるだけでは、本当の解決にならないと言ってくれる裁判官は、本当に親身に考えてくれている裁判官です。

皆さんも「付調停にしたい」と裁判官が言ったら、「お願いします」と言って素直に調停をしてみましょうね。

(神山昌子)

桜丘法律事務所のHPはこちら。

ウェブ上の簡易な無料相談もやっています。こちらへどうぞ。

« 「次回は契約を更新しない」旨の契約書に署名を求められた | トップページ | ネット掲示板での誹謗中傷 »

民事事件」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/2185941/61432055

この記事へのトラックバック一覧です: 付調停:

« 「次回は契約を更新しない」旨の契約書に署名を求められた | トップページ | ネット掲示板での誹謗中傷 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ