使いやすい?弁護士・法律事務所
企業からの相談が増えています。特に最近は,他に歴とした顧問弁護士・事務所をお持ちの企業からの相談が増えています。最初からセカンドオピニオンを求めて見える企業もあるのですが,顧問の弁護士に相談することなく見える企業もあります。そんな時は失礼を承知で,どうして顧問の先生にご相談なさらないのですかとお聞きします。
すると多くの企業から,顧問の先生は敷居が高くて…という答えが返ってきます。敷居を低くするための顧問契約なのに,まだまだ低くなっていないのだなと感じながら相談に乗っていました。
実はここまでは他人事です。
先般ある顧問先企業の役員から遠慮がちに「月に1回程度本社に来て各セクションの相談に乗っていただけないでしょうか」と切り出されました。もちろん二つ返事でOKしましたが,その役員の態度から,偉そうに言う自分も顧問先にずいぶん遠慮させていたことに改めて気づきました。これでは他の弁護士のことをどうこう言う資格はありません。
私たち弁護士は,最近,事あるごとに,市民に身近にとか,依頼者に寄り添うなどと言っていますが,自分ではそのつもりでも,世間から見たらまだまだ不十分であると痛感しました。
私たちはもっともっと「使い易い」存在にならないといけませんね。
(櫻井)
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