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2012年9月 2日 (日)

セカンドオピニオン

 最近セカンドオピニオンとして意見を求められることが増えてきましたが、最近受けた依頼は時代の変化を感じさせられました。

これまでの相談者は、現在依頼している弁護士・法律事務所の対応に問題を感じたり既に関係が悪化した方がほとんどでした。その意味ではいわばやむを得ずにセカンドオピニオンという感じです。

しかし今回の依頼者は違っていました。既に信頼のおける法律事務所に事件依頼を行っているが、リスク回避のために並行してセカンドオピニオンの意見を聞くというスタンスなのです。これまでの企業にはなかった発想に感心しました。

確かに、これまでも、いろいろな会社の方から、他の解・他の可能性はないのかという相談を受けることはありました。その都度いろいろなアドバイスをして来ましたが、会社そのものが正面から他の意見も参考にしながら進めようという態度を示すのに接したのは初めてです。

リスク管理に優れた会社はセカンドオピニオンの使い方もうまいものだと依頼を受けながら感心しました。もちろん、それができる社内の組織体制があってのことですが。
これからは、重要な訴訟にセカンドオピニオンを付けることがごく普通になって行くのだと思います。

(櫻井)

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