東電OL殺人事件 検察の異議申立を棄却
当事務所の神山弁護士が主任を務める東電OL殺人事件で、東京高裁第5刑事部は本日7月31日、ゴビンダさんの再審開始と刑の執行停止を認めた同高裁第4刑事部決定を支持し、検察側の異議申立を棄却する決定を出しました。
検察から開示された証拠によってゴビンダさんの有罪の根拠が崩れ去った今となれば当然のこととはいえ、東京高裁が速やかに異議申立を棄却したことは高く評価したいと思います。
検察が特別抗告をしなければ、この9月には東京高裁で再審控訴審公判が始まることになります。
弁護団を心から応援するとともに、検察に対しては、公益の代表者たる使命を深く自覚し、十数年に及び人の人生を無駄にさせたことに思いを致し、面子にこだわることなく、特別抗告をせずに、速やかに最新控訴審に臨むことを強く求めます。
(櫻井)
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