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2011年7月16日 (土)

弁護士ある種の活用法?

先日ある大規模詐欺の損害賠償請求事件の口頭弁論期日が開かれました。私が担当したのはいんちきカンパニーで電話オペレーターをしていた若い女性の弁護。知人の知人のその友人ということで紹介されて受任しました。この裁判は期日も2ヶ月に1度くらいしか入らず、進行も極めてゆっくりしています。また、原告代理人の先生方の仕事ぶりもやや雑なように感じられます。厳しい言い方をすると「被害者のためにやってあげているんだ」という印象です。確かに、大変な仕事を、少ない報酬で引き受けていることはわかりますが、そのことは仕事の質が低いことの言い訳にはなりません。裁判所は原告代理人の苦労を察して厳しいことは言いませんが、良質のビジネスローヤーだったらはるかに迅速且つ的確な仕事をするだろうにと思ってしまいます。

しかし、もっとすごいのは中心的(と思われる)被告数名の弁護を担当する弁護士。仕事らしい仕事は全くしていません。法廷での発言も的外れです。原告との和解交渉も、この弁護士が中心に行っているのかと思っていたら、原告代理人の連絡先が分からないから交渉できなかったなどと言い出すので腰が抜けそうになりました(原告代理人の連絡先は訴状に書いてあります)。詐欺の中心の皆さんはなぜこんなすごい弁護士を代理人に選任したのか。

それは、裁判をとことん長引かせたいからでしょう。そのためには話がなかなか通じなかったり、あまり仕事が速くなかったり、病気がちだったりする弁護士はうってつけです。この裁判、提起されたのは昨年でしたが、おそらく来年一杯かかっても判決は出ないでしょう。そう考えると中心的被告らの狙いはそこそこうまく行っていると言うべきかもしれません。
私が担当しているのは、詐欺に加担させられているとは全く気付ずに熱心に仕事をしていたオペレーター。こんなことなら怠けていればよかった。騙されていたことは悔しくてならないけれど、直接の被害者に対しては加害者的な立場であることは事実です。被害者の方々とは早期且つ個別に和解をしたいと考えています。

それにしても、著名事件であるにもかかわらず、あまりにもしまらない裁判だからか、傍聴人もほとんどいません。次回期日は10月6日午後4時30分から東京地方裁判所1階103号法廷で開かれます。一度、弁護士の仕事ぶりを見に来て下さい。

(櫻井)

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