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2011年1月

2011年1月26日 (水)

テレビ放映のお知らせ

来る2月13日、14日の2日、桜丘法律事務所の弁護士がTV画面に登場します。

2月13日(日)午後2時からフジテレビで放映される「弁護士たちの街角」は桜丘法律事務所の弁護士の活動を描くドキュメンタリー番組で、今回はシリーズ6作目となります。佐藤倫子弁護士の活動を中心に描かれるようです。「・・・ようです」と頼りないのは、放映されるその日まで、内容は私たちにも知らされないからです。何十時間にも及ぶ取材の中からどのような場面を切り取ってどのように編集されるのか、私たちもいつも期待と不安を持って放送当日を迎えています。

2月14日(月)深夜10時55分から放映される「ドラクロワ-ドラマチックな苦労話」には神山昌子弁護士が登場します。司法試験受験22回で合格し、60歳を過ぎてから法テラスのスタッフ弁護士として旭川に赴任し、多くのDV事件に関わって来た神山昌子弁護士の話はきっと「ドラクロワ」にふさわしい話に違いありません。

お時間のある方は是非ご覧下さい。

2011年1月19日 (水)

上から目線

 小学校の頃、あるきっかけから2年ほど日曜学校に通ったことがあります。しばらく忘れていましたが、数年前に尊敬できるクリスチャンに出会って、時折聖書に関する本を読むことになりました。つい先日は本田哲郎という神父が書いた「聖書を発見する」という本を読みました。

 本田神父は大阪の釜ヶ崎というドヤ街に住み込んでホームレスなどの支援をしている人です。神父は、当初は貧困に苦しむ人たちを救いたいという気持で支援をしていたのですが、支援をするうちにそうではないと気付いたそうです。助けてやるという上からの目線が、現実に困難に直面している人たちをどれだけ惨めにさせているかということに気付いたのだそうです。そして、イエスの救済は、上から手を差し伸べるようなものではなく、もっとも弱い者と共に立つことだと言います。

 この話は弁護士の仕事にも通じるものがあると思いました。弁護士の使命は人権の擁護にあると言われます。現実に人権活動に携わっている弁護士も少なくありませんし、多くの弁護士は、日常の業務においても人権擁護の見地で働いているものと思います。それでも、その姿勢は、「擁護」という言葉に端無くも表れているように、上から手を差し伸べるというニュアンスが強いのではないでしょうか。

 人権擁護に携わるとはいえ、それでもって生活の糧まで得ている弁護士は、「上から目線」で人を傷つけていないかということをもっと真剣に考えなければならないという思いにさせられる一冊でした。

(櫻井光政)

2011年1月11日 (火)

成人式に行ってきました

 1月10日は成人の日でした。新成人の皆さん、とりあえずおめでとうございます。

 私も大田区で教育委員を務めている関係で大田区の成人式(正式には「成人のつどい」といいます。)に行ってきました。公募で集まった新成人実行委員による手作りの成人式はそれなりに工夫されたものでしたが、来賓挨拶のときに全く話を聞かずに大声で話をしている者が多いのには辟易しました。

 来賓といっても挨拶するのは区長と区議会議長の2人のみ、それも新成人に配慮してごく短時間の祝辞を述べるだけです。仮に話の内容が興味を引かなかったとしても、黙って我慢して聞けないものかと思いました。20歳といえば、大学生なら就職活動を開始する年頃ですが、こんなに非常識では就職先もみつからないでしょう。有能で積極的な少数の企画者と、それを享受する多数の消費者(参加者)との乖離が際立っていました。階層間の格差が一層進行し、相互の理解がますます困難になることを予想させる成人式でした。

(桜井 光政)

2011年1月 8日 (土)

卯のお守り

 1月4日の午後、ある外国人の被告人と接見をしてきました。
 日本語をほとんど話すことのできない被告人なので、通訳の方と一緒に行きました。
 被疑者段階から通算すると、この被告人との接見も10回目くらいなので、通訳の方とも段々仲良くなってきました。

 私に、今月娘が生まれることを以前に話していたのですが、その通訳の方は、卯年に生まれる娘のために、卯のお守りを買って来てくれました。
 しかも、ただお守りを買って来てくれただけではなく、除夜の鐘を突いているお坊さんに念を入れてもらうために、3時間も並んでくれたというのです。

 私はそれを聞いて本当に涙が溢れそうになりました。
 娘のために誰かが何かをしてくれるだけで、本当に嬉しいものなんですね。
 私は、その時初めて本当の「父親」になる準備ができたのかもしれません。

 仕事上の付き合いでも、やっぱり人間同士ですから、こういう気持ちというのは、嬉しいものです。
 私も、仕事上の付き合いであっても、こういう気持ちを忘れない人間でいたいと思いました。

(高木良平)

元被告人(元受刑者)からの年賀状

 1月5日の仕事始めの日、事務所に届いた大量の年賀状の中から、私が長崎にいた頃に弁護した元被告人からの年賀状を見つけました。

 彼(この元被告人)は、私が弁護人についた時点では、本当にどうしようもない人間でした。
 初回接見のときには、被疑事実については全面的に認めているものの、反省するどころか、警察官への不満だけをぶちまける有様でした。
 幸か不幸か、追起訴が続いて彼との付き合いも長くなりました。
 その間、私は足繁く接見に通い、「反省」とはなんなのか、彼と一緒に考えました。

 そのうちに彼も変わってきました。まだ歳が若かったこともあって、まるで少年のように成長していくのが手に取るようにわかりました。
 彼は自分で、自分がやってしまったことの意味を考えました。被害者の気持ちを、被害者の立場になって考えました。自分が犯行に至った原因について考えました。そして、どうしたら二度と同じ過ちを犯さなくて済むのかということを具体的に考えました。
 裁判官がどう感じたのかまではわかりませんが、最終陳述の時点で、少なくとも私の目から見ると、彼は本当に反省していたと思います。

 結局、彼は実刑になりました。刑務所に入ってから、お礼の手紙を一通もらいましたが、その後はしばらく音信不通でした。
 私は、昨年の9月に長崎から桜丘に戻ることになったので、一度だけ刑務所に行って、彼に会ってきました。
 すると、彼はつきものが落ちたように、別人のようなすっきりした顔になっていました。
 そして、面会の間中、ただただ私に対して感謝の言葉を述べてくれました。

 その後、私が桜丘に復帰して間もなく、仮出所をした彼から事務所に電話をもらいました。
 彼は泣きながら「ありがとうございました。これからは一生懸命働いて、今まで迷惑をかけてきた人に償いをします」と言ってくれました。
 私は、わざわざ電話をしてきてくれたことに対してお礼を言って、電話を切りました。

 それから2か月、彼も「ムショ帰り」ということで、さぞかし厳しい現実に直面したことでしょう。
 年賀状の内容はこうでした。
 「社会に復帰して、厳しい現実を目の当たりにしています。でも、現実を受け入れて、負けずに頑張ります!」と力強い言葉が書かれていました。

 彼がどこまで頑張れるのかは私にはわかりません。きっとくじけるときもあるでしょう。
 ただ、その決意を知らせてくれたことを嬉しく思います。
 これからも、被疑者・被告人と一緒に、「反省」とは何かという永遠のテーマについて考え続けていこうと思います。

(高木良平)

2011年1月 5日 (水)

去年を振り返って,今年の抱負(加藤)

2010年3月に、コメンテーターをさせていただいていたBS朝日の番組「週刊しっかり見ナイト」が終了しました。

4月からは、東京都労働局のあっせん委員を務めています。今年もあっせんを含め、すべての事件で良い解決ができるように頑張りたいと思います。

弁護士 加藤 真美

2011年1月 4日 (火)

新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。

桜丘法律事務所はこの1月で開設13周年を迎えました。司法を国民にとって身近なものにしたいという当事務所の願いは、この13年の間に、日弁連ひまわり基金法律事務所の開設や、日本司法支援センター・法テラスの設立、被疑者国選弁護制度の実現という形で結実してきました。

また、事務所内においても定期的な勉強会を行って弁護士の技能向上に努めてきました。現在、櫻井、神山、加藤がロースクールで教鞭を執るほか、田岡が法テラスの弁護士研修の講師を、亀井が認定司法書士研修の講師を務め、他の弁護士も折々の講演会で講師を務めています。

さらに昨年からは事務所全体の事件の管理を一元化し、これまで以上に迅速且つ適切なサービス提供ができる体制を整えました。弁護士の業務はより一層の丁寧さと迅速さが求められる時代です。桜丘法律事務所はこれからも時代の要請に誠実に応えて行きますので、皆様には一層のご支援をお願い申し上げます。

2011年元旦 

桜丘法律事務所代表弁護士 櫻 井 光 政

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